大正9年〜昭和7年の10銭硬貨の価値と買取相場

こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は大正9年〜昭和7年に発行された10銭硬貨(白銅 穴銭)の価値と買取相場について記載していきたいと思います。

大正9年〜昭和7年の10銭硬貨

大正8年〜昭和7年にかけて発行された10銭硬貨です。直径22.17mm、品位は銅750/ニッケル250(白銅)、量目3.75gとなっており大正9年と昭和4年が特年、他については価値はあまり高くありません。

昭和6年銘については発行枚数が最も少ないのですが、未使用以上の状態が良いものの現存数が多いため極美品に比べ未使用や完全未使用の価値があまり高くありません。

実勢価格と買取相場

10銭白銅貨幣の実勢価格(実際に市場で取引された値段)は下記の通りです。古い硬貨を業者に買い取ってもらう場合、実勢価格に「(仕入)掛け率」を掛けたものが査定価格となり、掛け率は希少古銭ほど高くなります。

「買取価格=実勢価格×仕入掛け率」

実勢価格はカタログ価格の1/2程度が相場となっており上記以外の「大正10年・大正11年・大正12年・大正14年・大正15年・昭和2年・昭和3年・昭和7年」については完全未使用でも実勢価格は1000円程度となっています。

特年以外の買取相場は実勢価格の2〜5割程度となっており、特年でも3〜6割程度での買い取りとなることが一般的です。

買取価格の高いエラー銭

通常貨幣以外に画像のようなエラーが多数確認されています。「穴なし」「穴ずれ」のエラー銭では価値が高く中でも「穴なし」は状態が良いものでは実勢価格5万円前後、買取価格2.5〜4万円前後が期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。

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