昭和35年の菊50円ニッケル貨の価値と買取価格
こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は昭和34年〜昭和41年にかけて発行された50年ニッケル貨、特に昭和35年の特年の50円の価値と買取り価格について書いていきたいと思います。
昭和35年の菊50円ニッケル貨について
昭和35年発行の50円貨です。Y#76、重量5g、直径25mmの古銭となっております。昭和34年から昭和41年にかけて同一デザインの古銭が発行されましたが昭和35年のみ発行枚数が600万枚と少なく希少性があります(ちなみに次に少ないのが昭和36年で発行枚数は1600万枚です)
米国のカタログとなりますがカタログ価格はXF(極美品)=22.5USD(約2500円)、BU(完全未使用)=50USD(約5500円)となっています。
昭和35年の菊50円貨の実勢価格
特年50円貨の実勢価格は以前は美品〜極美品程度状態でも1000円程度の値が付くことがありましたが現在では250〜300円で取引されることが多いです。
ただ、NGCやPCGSによる鑑定品で完全未使用(MS65以上)のグレードのコインとなると価値が高く、2016年の11月にPCGS鑑定済みMS66(完全未使用)の品が35000円で取引されており、カタログ価格(BU=50USD)に比べても高額での取引となっております。
鳳凰の100円銀貨なども同様ですが日本の古銭(流通貨)で完全未使用クラスの品は殆ど出てきません。もし、手に入れた場合はアンティークコインとして価値がありますので良い状態のまま可能な限り長く保有することをお勧めします。
なお、業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の5割~7割程度での買取となる事が一般的です。今回の記事が日本の古銭コレクションや業者による買取査定価格の参考になりましたら幸いです。