大正の5円(五圓)金貨の価値と買取価格
こんにちは日本コイン情報館です。今回は大正時代に発行された5円金貨の価値や業者による買い取り価格について見て行きたいと思います。
大正2年、大正13年の5円金貨
大聖寺代に発行された5円金貨です。大正時代は第一次世界大戦の関係で貴金属価格が高騰しました。明治と異なり10円金貨は発行されず5円金貨、20円金貨のみ発行されました。
Y#39で重量は4.16g、発行枚数は大正2年(1913年)のものが89820枚、大正13年(1924年)のものが76037枚となっていますが、現存数は大正13年の方が多く、市場での取引もほとんどが大正13年の金貨です。
カタログ価格は大正2年のコインがUNCで1500USD(18万円)、大正13年のものが1150USD(13.8万円)となっています。ただ、実勢価格はカタログ価格より高額で国内では大正13年のMS65が30万円と26.2万円で取引が行われています。
海外市場での取引とまとめ
海外市場での取引はあまり無く、参考となるデータはありませんでした。現存数が少ないため国内でもあまり出回る事の無いコインですが市場に出てくる事がありましたら取り上げて行きたいと思います。
業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となる事が一般的です。また、経験上、近所の骨董屋さんなどよりも大手の買取業者のほうが高く買い取ってくれる事が多いように感じます。今回の記事が日本の古銭コレクションや業者による買取査定の参考になりましたら幸いです。