明治の1円(一圓)金貨の価値と買取価格
こんにちは日本コイン(古銭)情報館です。今回は明治4年、明治7年、明治9年、明治10年、明治13年、明治25年に発行された希少な1圓金貨の価値と業者による買取価格について見てきたいと思います。
明治の1円(圓)金貨
明治に唯一発行された一円金貨です。明治4年(Y#9、直径13.5mm)には多くの枚数が発行されており、発行枚数は約200万枚あります。そのため希少性は低く、カタログ価格もUNCで400USD〜1300USDとなっています。
明治7年(Y#9a 12mm)からの発行は非常に少なくなっており大変希少な存在です。最も発行枚数の多い明治7年で約10万枚、最も少ない明治13年で112枚となっています(明治25年は不明)、国内では2012年に明治9年銘(PCGS鑑定済みMS62 発行枚数138枚 カタログ価格UNC=16000USD)のコインが市場に登場し170万円で売買されました。
(カタログより引用)
また、カタログ上掲載はありませんがプルーフも存在し明治13年のプルーフ1圓金貨(NGC鑑定済みPF63)は2011年に米国で約1100万円で売買されています。
明治発行の1円(圓)金貨の市場価格
明治の1圓金貨の世界的な売買価格は下記のようになっています。プルーフは大変希少で明治13年のプルーフ1圓金貨は家が買えるような高額で売買が行われました。
取引日 | コイン詳細 | カタログ価格 | 取引価格 |
2013年 | NGC鑑定済みAU58(準未使用) | UNC=400USD | 400USD(約4.6万円) |
2011年 | NGC鑑定済みMS63(未使用) | UNC=400USD | 690USD(約8万円) |
2011年 | NGC鑑定済みPF63(プルーフ) | PF=不明 | 97,750USD(約1100万円) |
まとめと買取価格
明治7年以降の一圓金貨は発行枚数が非常に少なく、希少なコインなので数十年という長期的な視点で見ると徐々に価格が上がって行くように感じています。
明治発行の旧1円金貨は業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となる事が一般的です。査定については高額古銭の場合、宅配査定ではなく、出張査定や持込査定が安心でしょう!
今回の記事がアンティークコイン投資や古銭コレクション、買取査定の参考になりましたら幸いです。