大正の20円(二十圓)金貨の価値と買取価格
こんにちは日本コイン情報館です。今回は日本において大正1年〜大正9年にかけて発行された20円(二十圓)金貨の価値や業者による買取り価格について書いて行きたいと思います。
大正元年〜大正9年 20円(二十圓)金貨
大正元年〜大正9年にかけて発行された20円金貨です。Y#40.1と40.2となっており、重量は共に16.66gとなっています。発行枚数は最も少ない大正元年のものでも18万枚弱となっており、どの年号も発行枚数はかなりの数あります。そのため、カタログ価格は明治の20円金貨に比べ安くUNCで1750USD〜2450USDとなっております。
実勢価格としては国内で何度か取引が行われており、大正9年(カタログ価格2450USD)のMS66が55万円、大正元年(カタログ価格1750USD)のMS64が41万円で過去に取引されています。
海外市場では国内に比べるとグレードの低いものが多いですが少なからずハイグレードのものも取引されており、大正2年(カタログ価格1800USD)のMS63が23万円、大正3年(カタログ価格1800USD)のMS66が34万円となっており、海外市場の方が安く取引される事があります。
日本の古銭まとめ
日本のコインは昭和に入ってしまうと希少なコインは10万円金貨などしかなく(例外もあります)、アンティークコインとしては面白みのあるものが少なくなってしまいます。基本的には大正までのコインがアンティークとしての価値が高くコレクションとしてもお勧めできます。
なお、業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となる事が一般的です。20円金貨は高額な古銭なので査定については宅配査定ではなく出張査定をしてもらうと安心でしょう!
今回の記事が日本の古銭コレクションや買取・査定価格の参考になりましたら幸いです。