文政発行の真文二分判金の相場と買取価格
こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は江戸期文政に発行された真文二分判金の相場や業者による買取価格について記事を作成したいと思います。
真文二分判金の価値
C#21で重量は6.52g、サイズは23×14mm、発行枚数は約600万枚となっており裏には楷書体の「文」字が刻まれているため真字二分金(しんじにぶきん)とも呼ばれています。カタログ価格は下記のようになっており発行枚数は文政発行の草文二分金(草文二分判)より多いのですがカタログ価格は高額となっています。
年号 | 発行枚数 | VF(美品) | XF(極美品) |
1818年〜1828年 | 約600万枚 | 550USD(約6万円) | 700USD(約8万円) |
金品位は金:銀=56%:44%となっており銀より金を多く含んでいます。発行枚数の割にはカタログ価格が高いのは金の含有量が多いことも影響していると考えられます。
真文二分判金の相場と市場価格
文政元年4月10日から鋳造された真文二分判金は国内でも数多く取引されています。2016年〜2017年の取引は下記のようになっておりカタログ価格に比べ若干安い金額が相場のようです。
取引日 | コイン(古銭)詳細 | カタログ価格 | 取引価格 |
2016年 | PGCS AU53(準未使用) | 8万円〜 | 6.5万円 |
2016年 | 未鑑定 準未使用 | 8万円〜 | 8.6万円 |
2017年 | 未鑑定 極美品 | 6万円 | 4.8万円 |
2017年 | 未鑑定 極美品 | 6万円 | 5万円 |
また、海外での取引相場も調べさせていただきましたが国内に比べさらに市場価格が安く人気が乏しいようでした。文政や安政など江戸期の古銭はデザイン的には面白く日本人としては趣があるのですが外国人にはあまり響かないようです。
業者による買い取り
業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となる事が一般的です。査定については高額古銭の場合、宅配査定ではなく、出張査定や持込査定が安心でしょう!今回の記事が日本の古銭コレクションや業者による買取査定価格の参考になりましたら幸いです。