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嘉永一朱銀の価値と買取相場

こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は嘉永一朱銀の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。嘉永一朱銀は浦賀沖の黒船来航の翌年、嘉永7年1月24日(1854年)に通用開始されました。

表面の「一朱銀」の書体および裏面の「銀座常是」の書体には数種類存在し、価値が大きく異なる事が知られています。

嘉永一朱銀の価値

嘉永一朱銀

嘉永6年〜慶応元年(1853年〜1865年)にかけて発行された嘉永一朱銀です。嘉永一朱銀は近年の研究によって表裏の書体が系統別に整理され、嘉永一朱銀と安政一朱銀の2種類に分類されるようになりました。

品位は銀968/その他32、重量1.89g、発行枚数159,244,800枚、カタログ価格は下記の通りです。

日本のカタログ価格(普通品)
下(並品) 中(美品) 上(極美品)
1800円 2500円 3500円
米国のカタログ価格
並品 美品 極美品
約1200円 約1500円 約2000円

嘉永一朱銀の実勢価格と買取相場

嘉永一朱銀の実勢価格(実際に市場で取引される値段)は下記の通りです。米国など海外のカタログでは細かな分類は行われていませんが日本のカタログでは表裏の書体の組み合わせにより細かな分類がされ、現在、嘉永一朱銀は33種・安政一朱銀は63種が確認されています。

業者所在 古銭詳細 実勢価格
東京都 普通品 並品 500円
愛知県 縦点銀ハネ是 Ec 極美品 10〜13万円
静岡県 欠金く銀・跳是 Dc 準未使用 36.1万円
京都府 逆打 極美品 12万円
東京都 欠金く銀・筆長 De 極美品 3〜4.5万円
茨城県 三跳銀 Ga 未使用 2.7万円

嘉永一朱銀まとめ

自宅の蔵の掃除や相続などで引き継いだ嘉永一朱銀のほとんどは普通品となっており業者による買取価格は実勢価格の1〜5割程度です。

一方、珍しい書体の品(Dc型 De型 Ec型など)や逆打ちは希少価値が高く実勢価格の6〜9割程度で買い取りをしてくれます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。

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