江戸期万延小判の価値と買取価格
こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は江戸期万延小判(万延金)の市場価値や業者による買取価格について書いて行きたいと思います。
江戸時代 万延小判の価値
江戸時代の万延小判です。C#22dで重量は3.3g、万延金とも呼ばれますが素材は金と銀の合金となっており金が約60%、銀が約40%となっています。1860年〜1867年にかけて発行され、発行枚数は625050枚と多くの発行がありました。
カタログ価格はVF(美品)=900USD(約10万円)、XF(極美品)=1150USD(約13万円)となっており比較的高額です。
江戸時代 万延小判の市場価格
万延小判は国内でも多くが取引されていますが今回は海外での取引相場について取り上げて行きたいと思います。
取引日 | コイン詳細 | カタログ価格 | 取引価格 |
2017年 | 極美品 | 1150USD | 940USD(約11万円) |
2015年 | 極美品 | 1150USD | 880USD(約10万円) |
2015年 | 美品〜極美品 | 900〜1150USD | 820USD(約9.5万円) |
2011年 | 極美品〜準未使用 | 1150USD〜 | 1,840USD(約21万円) |
海外での取引相場としては上記のようになっており極美品で10万円程度、準未使用になると20万円〜が相場のようです。
業者による買取価格とまとめ
万延小判(万延金)は業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となる事が一般的です。査定については高額古銭の場合、宅配査定ではなく、出張査定や持込査定が安心でしょう!
江戸期の小判や大判などはグレード(状態)の良いものが少なく未使用や準未使用品は稀少なためアンティークコイン投資としてもお勧めできます。今回の記事が日本の古銭コレクションや業者による買取査定価格の参考になりましたら幸いです。