安政一分銀の相場と買取価格
こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は1859年〜1868年に鋳造された安政一分銀の相場や業者による買取価格について記載していきたいと思います。
安政一分銀の価値
安政一分銀です。天保一分銀との区別としては裏面の「是」字に大きな違いがあります。また、定のカウンターマークの大きさが異なります。
安政一分銀は江戸安政期の1859年(安政6年)〜1868年まで鋳造されました。重量は8.63gとなっており、天保一分銀(1837年〜1854年)や明治一分銀(川常一分銀)(1868年〜1869年)に比べると0.03g重量が軽いことも特徴の一つです。カタログ価格や発行枚数は下記のようになっており、希少性はそこまで高くはありませんが国内では多くのコレクターがいます。
年号 | 発行枚数 | VF(美品) | XF(極美品) |
1859年〜1868年 | 約1100万枚 | 28USD(約0.3万円) | 38USD(約0.5万円) |
安政一分銀の相場と市場価格
安政一分銀は天保一分銀や明治一分銀と混合して売られていることがあります。特に明治一分銀は価値が高く、カタログ価格も約10倍となっておりますので売るときには注意が必要です。市場価格は下記のようになっており、状態によって異なりますが、未使用〜完全未使用の状態だとしても上限としては1点1万円〜2万円程度でしょう!
取引日 | コイン(古銭)詳細 | 取引価格 |
2017年 | 準未使用 | 0.4万円 |
2017年 | 極美品 | 0.3万円 |
2017年 | 極美品 | 0.3万円 |
市場価格はカタログ価格とあまり変わらないように感じます。安政一分銀などは相続や蔵の掃除をしているとよく出てくる銀貨で馴染み深いですが1枚当たりの価値は1500円〜4000円程度と考えておくと良いでしょう!
業者による買取
業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の5割~8割程度での買取となる事が一般的です。査定については高額古銭の場合、宅配査定ではなく、出張査定や持込査定が安心でしょう!今回の記事が古銭の売却や日本のコイン・古銭コレクションの参考になりましたら幸いです。