江戸の金貨
江戸 天保の五両判金 金貨について
こんにちは日本コイン情報館です。今回は江戸、天保の五両判金(大型金貨)について書いて行きたいと思います。
天保五両判金
天保8年〜天保14年に発行された天保五両判金です。江戸期で唯一、五両の額面を持った金貨で、表面中央に「五両」の極印が使われています。市中でも大いに使用されると期待されましたが、あまり評判は良くなく発行枚数、発行期間共に短く希少性が高いです(発行枚数は全体で34455枚とされています)。
C#23で重量は33.75g、大きさは51mm×89mmとなっています。カタログ価格はXFで15000USD(185万円程度)とされており、状態の良いものは希少です。
国内でも実際に何度か取引があり、極美品程度の天保五両判金が100万円〜136万円程の値がつけられています。海外では更に高額で取引される場合もあり、2011年には準未使用クラスのものが日本円で280万円弱で取引されました。発行枚数が少なく、中には熔解された物もあるため市場に出てくる事は今後も少ないと思います。今回の記事が日本のコイン、古銭コレクションの参考になりましたら幸いです。