江戸 万延の大判金の価値と買取価格
こんにちは日本コイン情報館です。今回は江戸、万延(萬延)時代の万延大判金(大型金貨)の価値や業者による買取価格について書いて行きたいと思います。
万延(萬延)時代の大判金
万延時代(1860年〜1862年)に発行されたとする大判(10両)です。C#241a.1とC#24a.2で重量は112.4gと近年に発行された貨幣としてはかなりの大型のコインとなります。
近年海外では日本刀や印籠、鉄瓶など国内の骨董品の人気が高まっており、小判や大判も例外ではなく価格が上昇しております。発行枚数は1.7万枚程度とされており、状態の良い物は大変希少です。カタログ価格はXFで28000USD(340万円程度)とされており、国内より海外の方が高額で取引される事が多いように感じます。
国内では2012年に極美品(XF40程度)が250万円、2013年に美品(VF30〜VF35程度)が203万円で取引が行われています。また、海外では準未使用〜未使用(AU58〜MS60)が手数料込み670万円程で、準未使用(AU55〜AU58程度)が620万円程で取引されており、海外に持ち出された大判金も多く、現在では海外の方が状態のよいものが市場に出る機会が多いように感じます。
まとめ
国内、海外を見渡しても万延大判金は滅多に出る品ではありませんが、市場に出る機会がありましたら取り上げて行きたいと思います。
業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となる事が一般的です。査定については高額な古銭なので可能でしたら宅配査定ではなく出張査定をしてもらうと安心でしょう!
なお、江戸期の古銭は贋作(偽物)も多いので買取についてはあまり期待しすぎないほうがいいと思います(笑)今回の記事が日本の古銭コレクションや買取・査定価格の参考になりましたら幸いです。