明和南鐐二朱銀と買取相場
こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は明和南鐐二朱銀(1772年〜1824年)の買取相場や価値について記載して行きたいと思います。なお、文政南鐐二朱銀につきましてはこちらで記載と行っております。
明和南鐐二朱銀(古南鐐二朱銀)の価値
明和9年から鋳造が始まった明和南鐐二朱銀(古南鐐二朱銀)です。C#13で重量は10.19g、発行枚数約4750万枚となっております。新南鐐二朱銀と比べると重量が重く大きさが大きいので重量を計ることで簡単に判別がつきます。カタログ価格は下記のようになっており発行枚数の多い古銀としては価格が高くなっています。
年号 | 発行枚数 | VF(美品) | XF(極美品) |
1772年〜 | 47464000枚 | 275USD(約31000円) | 325USD(約37000円) |
なお、明和南鐐二朱銀についても贋作(偽物)が出回っており、偽物については重量が軽い場合がほとんどです。真贋が怪しい物については、まずは重量を測定して見る事が大切です。
明和南鐐二朱銀の相場と市場価格
明和南鐐二朱銀については国内はもちろん、米国などの海外でも取引されており、取引価格は下記のようになっています。
取引日 | 取引国 | コイン(古銭)詳細 | 取引価格 |
2004年 | 米国 | 美品 | 150USD(約17200円) |
2006年 | 米国 | 極美品 | 200USD(約23000円) |
2015年 | 日本 | PCGS AU(準未使用) 洗いアリ | 96000円 |
2014年 | 日本 | ショップ鑑定済み 準未使用程度 | 65000円 |
2017年 | 日本 | 極美品 | 37000円 |
市場価格は上記のようになっており、現在では極美品で30000円〜40000円が相場のようです。また、2000年頃に比べると世界の相場としては若干値上がりしているように感じます。
明和南鐐二朱銀については比較的希少性が高いことから中国などの大陸で作成された贋作(偽物)も多く、売る場合も買う場合も注意が必要です。真贋が不明なものを本物だと言って売ってしまった場合は後々、トラブルになる可能性もありますので可能ならば専門家に査定・鑑定をしてもらった方がいいでしょう!今回の記事が古銭の換金や古銭コレクションの参考になりましたら幸いです。