天保大判金の相場と買取価格
こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は天保大判金の相場や業者による買取価格について書いて行きたいと思います。天保大判金は大変希少なものですが残念ながら贋作(偽物)が多く市場に出回っています。
天保大判金
こちらの大判金は天保9年(1838年)〜1860年にかけて鋳造されました。C#24.2、発行枚数わずか1887枚のため市場に出回ることは殆どないはずですが市場に数多く出回っています。贋作(偽物)が多いですが、精巧なものでも重量が異なる場合が多いので真贋が気になる大判については重量をよく測るようにしましょう!また、金:銀=67.4%:32.6%となっており、金属検出ができれば真贋を見極める参考になります。
重量は165.38g、サイズは95mm×157mmでカタログ価格は下記のようになっており、本物が市場に出れば高額で売買されます。金のインゴットが1g=6000円くらいなので金の価値だけでも66万円程度ある計算になります。
年号 | 発行枚数 | VF(美品) | XF(極美品) |
1838-1860年 | 1887枚 | 50000USD(570万円) | 60000USD(690万円) |
天保大判金の価値と買取価格
天保大判金の真贋がわかりにくい品は多く売買されていますが実際、真贋が不明なため価格の参考にはなりません。唯一、偽物ではなく間違えなく本物である品の売買がされており、下記が参考になると思います。
取引日 | コイン(古銭)詳細 | 取引価格 |
2015年 | 日本貨幣商協同組合鑑定済み 極美品 | 550万円 |
その他、数万円で取引されているものも見られますがおそらく偽物でしょう。本物については業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となる事が一般的です。
査定については高額古銭の場合、宅配査定ではなく、出張査定や持込査定が安心でしょう!今回の記事が日本の古銭コレクションや業者による買取査定価格の参考になりましたら幸いです。