天保小判金の相場と買取価格
こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は天保8年の1837年から1858年まで鋳造された天保小判金の相場と古銭業者による買取価格について書いて行きたいと思います。
天保小判金の価値
天保小判金(額面一両)はC#22bで重量は11.2g、金と銀の比率は「金:銀=56.8%:43.2%」となっております。発行枚数は8120450枚となっておりかなりの数発行されていますが現存数が少ないため希少です。そのため、カタログ価格は下記のように高額です。
発行年号 | 発行枚数 | VF(美品) | XF(極美品) |
1837年〜1858年 | 8120450枚 | 1900USD(約22万円) | 2300USD(約26.5万円) |
デザインは表面には鏨(たがね)による茣蓙目が刻まれ、上下に桐紋を囲む扇枠、中央上部に「壹两」下部に「光次(花押)」の極印、裏面は中央に花押、下部の左端に小判師の験極印、吹所の験極印さらに右上に「保」字が打印されており、文政小判金や安政小判金と一目で判別がつきます。
天保小判金の相場と市場価格
本物の天保小判金は国内、海外で下記のような金額で売買されており、カタログ価格同様に高額での売買が多いです。
取引日 | 取引国 | コイン(古銭)詳細 | 取引価格 |
2016年 | 米国 | PCGS AU details(準未使用 洗い) | 1410USD(約16万円) |
2015年 | 米国 | 極美品 | 1292USD(約15万円) |
2016年 | 日本 | 組合鑑定 準未使用 | 80万円 |
2016年 | 日本 | 極美品 | 32万円 |
海外に比べると国内の方が若干市場価格が高いようです。なお、天保小判金も市場価値が高い金貨のため大陸を中心に贋作(偽物)が作られています。また、レプリカも多く出回っており精巧な贋作(偽物)やレプリカが本物だとして売られている場合もあるので注意が必要です。
古銭業者による買取
天保小判金は買取の場合、市場価格(実勢価格)の7割~9割程度での買取となる事が一般的です。
査定については高額古銭の場合、宅配査定ではなく、出張査定や持込査定が安心でしょう!今回の記事が古銭の売却や日本のコイン・古銭コレクションの参考になりましたら幸いです。