万延一分判金の相場と買取価格
こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は万延一分判金の相場と買取価格について記載していきたいと思います。万延一分判金(1860年~1867年)は安政一分判金(1859年)と明治一分銀(1868年〜1869年)の間で発行が行われました。
万延一分判金の価値
万延一分判金です。安政一分判金との違いとしては正の字が裏面にあるか否かで判別をする事ができます。また、重量はわずか0.82gとなっており、その小ささから明らかに判別できます。C#20cで金と銀の比率は金:銀=57%:42%となっており金を多く含んでいます。
大変小さな古銭ですが発行枚数が少ないため希少です。そのためカタログは下記のように高額です。
年号 | 発行枚数 | VF(美品) | XF(極美品) |
1860年〜1867年 | 不明 | 750USD(約8.6万円) | 1100USD(約12.6万円) |
金のインゴットが2017年現在、1g=6000円であることを考えると金自体の価値は3000円程度しかない計算になりますがアンティーク(骨董)としての高いためカタログ価格も高額となっています。
万延一分判金の相場と市場価格
万延一分判金は希少な古銭ですが下記のように国内でも数多く取引が行われています。
取引日 | コイン(古銭)詳細 | カタログ価格 | 取引価格 |
2017年 | 組合鑑定済み 極美品 | 12.6万円 | 11.5万円 |
2017年 | 未鑑定 準未使用 | 12.6万円〜 | 9.4万円 |
2016年 | 未鑑定 極美品 | 12.6万円 | 7.1万円 |
2016年 | 未鑑定 美品 | 8.6万円 | 7万円 |
取引価格はカタログ価格に比べると若干安く極美品で7〜11.5万円程度となっています。業者の買取の場合、市場価格の5割〜6割程度となりますので極美品で3.5〜5.75万円程度でしょう!
万延一分判金は大変小さな古銭のため価値がないと思い捨ててしまう人や金として換金してしまう人がいますが古銭として価値がありますので専門家に査定してもらった方がいいです。今回の記事が日本のコインや古銭コレクション、古銭の売却換金などの参考になりましたら幸いです。