文政発行の草文二分金の相場と買取価格
こんにちは日本コイン古銭情報館です。今回は江戸期文政発行の草文二分金(草文二分判)の相場や業者による買取価格について書いていきたいと思います。
なお、草文二分金は裏面の「文」字が草書体となっているため、草字二分金(そうじにぶきん)とも呼ばれています。
草文二分金(草文二分判)の価値
草文二分金(草文二分判、草字二分金)は1828年から1832年にかけて発行された古銭です。C#21aで発行枚数は400万枚、サイズは23×14mm、重量6.56gとなっています。
安政2分金や万延2分金に比べると金品位は優れており、金:銀=56%:43%となっており銀より金を多く含んでいます。また、発行枚数の少なさと金の量からカタログ価格は比較的高額で下記のようになっています。
年号 | VF(美品) | XF(極美品) |
1828年〜1832年 | 420USD(約j4.8万円) | 650USD(約7.5万円) |
草文二分金(草文二分判)の相場と市場価格
草文二分金は発行枚数が多いことから国内でも数多く取引されています。取引価格は下記のようになっており、カタログ価格に比べると若干安い金額で取引されているようです。
取引日 | コイン(古銭)詳細 | カタログ価格 | 取引価格 |
2017年 | 美品〜極美品 | 4.8〜7.5万円 | 4万円 |
2016年 | 美品〜極美品 | 4.8〜7.5万円 | 3.9万円 |
2016年 | PCGS AU58(準未使用) | 7.5万円〜 | 4.7万円 |
個人的にはPCGS鑑定済みのAU58が4.7万円で買えるのは安いように感じました!国際相場としてはNGC鑑定済みやPCGS鑑定済みは国内よりも高額で取引されており、国内で4.7万円で取引されたPCGS鑑定済みAU58(準未使用)は海外だと6〜7万円程度が相場だと思います。
業者による買取
業者による買取の場合、市場価格(実勢価格)の6割~9割程度での買取となる事が一般的です。査定については高額古銭の場合、宅配査定ではなく、出張査定や持込査定が安心です。今回の記事が日本の古銭コレクションや業者による買取査定価格の参考になりましたら幸いです。